ドイツの挑戦 2
エアハルトは強固な信念とリーダー・シップのもと、それまで残っていた国家による経済統制を次々に撤廃していきました。
米軍ははじめ、「経済統制の緩和は認めない」といっていましたが、エアハルトがそれに対し
「緩和はしない。全部撤廃するのだ」
・・・と答えてからは、むしろエアハルトの市場経済政策を支持するようになったといいます。
西ドイツの経済復興は、マーシャル・プランによる経済援助と通貨改革の成功によって離陸しました。
市場経済政策は、1948年、通貨改革と同時にセットで行われました。
・・・というより、通貨改革は市場経済という大原則を確立するための1つの前提条件だったのです。
なぜなら自由競争に委ねられた経済が健全に運営されるためには通貨の安定が不可欠だからです。
エアハルトはまず価格統制を撤廃することから始めました。
工業完成品、続いて鉄・石炭・石油などの基礎物資、さらに食料品と、国家による配給や統制は次々に撤廃されました。
さらにエアハルトは貿易を自由化。
輸出、輸入に対する国家の統制をやめたのです。
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